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老犬の介護

愛犬にも現れるかもしれない認知症の症状とは

犬も認知症になることがあります。老化による脳の衰えでおこるさまざまな症状があります。

8歳以上の犬に少しずつ表れてくる認知症の初期症状、中期症状、後期症状をご紹介します。

愛犬がシニア期に入ったら認知症の症状などがでていないか早期発見に役立てて下さい。

犬の認知症 初期症状

・それまで好きだった玩具に反応を示さなくなる
・食欲の低下
・お昼寝の時間が長くなった
・ソワソワと歩き回る
・名前を呼ばれていることが分からない
・飼い主さんにべったりになる
・急に吠える
初期症状は常にあらわれるわけではなく、飼い主さんも「あれ?」そういえば最近こんな行動を良く見るようになったかもしれない。というほど小さな変化です。

犬の認知症 中期症状

・それまで出来ていた「お座り」などができなくなる
・仲良くしていた他の犬へ攻撃的な態度を示す
・いつもの就寝時間に眠れなくなる
・トイレのサインがなくなる
・一点を見つめて動かない
・食欲の増加
・怖がりになる
・散歩の途中で立ち止まりおどおどする
・障害物を避けられずぶつかる
・大好きなおやつに反応しない
中期症状は、初期症状に加え日常的にみられるようになります。この頃になると飼い主さんも愛犬の様子の変化に気が付き「認知症かもしれない?」と感じるようになります。

犬の認知症 後期症状

・トイレの場所が分からない
・おもらし
・夜中に突然起きて遠吠え
・同じ場所をクルクル回り続ける
・家具にぶつかる
・夜中に家の中を歩き回る
・突然怒りだす
・他の犬から威嚇される
・隣の部屋から戻って来られない
・呼んでもまったく反応しない
・今までのスキンシップを嫌がる(怒りだす)
・いつまでも吠え続ける
・異常な驚き方をする
後期症状は初期、中期症状に加えあきらかな異常行動になってきます。初期症状から後期症状までの進行スピードは個体によっても異なります。
後期の症状が強く表れる場合は、飼い主さんにとっても大きな負担になってしまいます。
怒りやすくなりそれまでの性格とはまるで別の犬のようになってしまう犬もいます。
おとなしく身体を撫でさせていたと思ったら突然「かぶり」と噛まれてしまったなどはとても多くの飼い主さんが経験しているようです。

認知症への対策

少しずつ脳細胞が死滅していくことでおこる認知症を、完治させることはできません。こさまざまな研究が進められていますが、効果的な治療法はまだ確立されていないのが現状です。
認知症の予防として、脳の酸化を防ぐサプリメントやフードを与えることで脳の老化を遅らせることが期待できる場合もありますが、確実に認知症は進んで行きますのでそのスピードを遅らせ少しでも、今まで通りの生活が送れるようサポートしていく必要があります。
重度な認知症にならない場合でも、老化と共に脳細胞は少しずつ死滅し衰えていきます。問題行動がなくても、愛犬の老いと共に行動に変化がみられます。

初期症状が見られるようになったら

老犬用の専用フードに変更してみましょう。
抗酸化成分が配合されいるフードは脳の老化を防いでくれる効果が期待できます。
また、アレルギーなどがなければ酸化を防ぐ物質を含む食材を使った手作りフードを始めてみても良いでしょう。
お散歩のコースを変更したり、新しい玩具を与えたり、新しい遊びを取り入れたりしてできるだけ脳を刺激するようにしましょう。
玩具は「知育玩具」がお勧めで、犬が自ら考え遊びながらおやつを獲得できる玩具です。脳の活性化にはとても効果的です。
日中は十分に身体を動かす時間を作りましょう。夜ぐっすりと眠りしっかりと食事を摂れるようにするためです。
刺激がある生活と、十分な運動量と、健康的な食事で総合的に脳の老化を防ぎ認知症の症状の進行を遅らせることが目的です。

後期症状が見られるようになったら

犬の認知症の後期症状には注意が必要です。
まずは、飼育環境を整えてあげましょう。家具やぶつかりやすい物などの配置を変えて安全に室内で過ごせるようにします。
また、認知症の後期の状態で脱走をしてしまう犬がとても多いので、しっかりと脱走防止をするとともに室内にいる状態でも万が一に備えて迷子札などを身に付けておきましょう。
遠吠えや無駄吠えには、注意をそらすようにしてあげましょう。
無理やり口を押えたり、叱ったり、閉じ込めたりするのは認知症の症状を進行させてしまうだけでなく、認知症の進行によって行動抑制が難しくなっているので飼い主さんへの咬傷事故につながってしまうこともあります。
突然身体に触ったり、驚かせたりすると攻撃的な行動をみせる場合もあるので多頭飼育の場合には他の犬とのトラブルにも繋がることがあります。
重度の認知症の症状がある場合には円形のペットケージやペットサークルなどを利用して安全の確保をしたりする方法もありますが、孤独感があり、運動不足になりやすく症状を悪化させてしまうこともあります。

どの犬にも起こる可能性がある「犬の認知症」ですが、症状のあらわれ方には個体差があります。問題行動には正しい対応をして、できるだけ毎日愛犬にストレスのかからない環境を整えてあげましょう。

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